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災害復旧には建設業の力があった。使命感から動く力。Part.2

今回の台風14号での道路崩落や、土砂崩れなどでもそうですが
崩れた道路や土砂崩れが起きている山の斜面を整備するのは建設業の方々です。
災害から少し時が経つと報道も少なくなり、
災害が起きたことすら私達の意識の中から薄れて行ってしまうことも少なくないと思います。
ですが、建設業の方々が何年も災害復旧工事をして下さるおかげで
私たちは災害が起きても元の生活を取り戻す事が出来ているという事を学ぶ事ができました。

また、私達が取材させて頂いた現場は山奥でとても寒く、
この寒い中地域の方々の元の生活を取り戻す為に毎日復旧工事をされていて
日々建設業の方々への感謝の気持ちを忘れては行けないなと思いました。

私の中で建設業と聞いて思い浮かぶのは家を建てたり、
建物をつくるというイメージでしたがそれだけでなく災害時の被害状況のパトロールや、
地域の方々への情報提供、仮復旧、復旧工事など大から小まで様々あり幅広く活躍されていると感じました。

この中で私が印象に残っているのは被害状況の巡回パトロールです。
私はまず、建設業の方々がパトロールをされている事を始めて知りました。
そして、自分自身も被災者であり、不安と恐怖がある中
《使命感》を持って地域の方々の為にパトロールをされているとお聞きして
私たちはとても建設業の方々に支えられている事を改めて感じました。

「パトロール時に知らない人がパトロールするより顔馴染みのある人がパトロールした方が地域の方々も安心するだろうから」と言われており、
普段から地域の方々とのコミュニケーションをとられていると話されていました。
一緒に取材で回っていく中でも
地域の住民やお店の方々と楽しそうに話をしてコミュニケーションを取る様子や
作業中には差し入れを持ってきてくれる事もあるとお聞きしてとても良い関係性ができていて、
すごく安心して暮らせる環境だなと感じました。

現在建設業ではとても人手不足になってきています。
特に若者の担い手が少なく今後建設業の人数がもっと減って行くのではないかと考えられます。
取材前の私達の建設業へのイメージは朝から晩まで休みなく働いているイメージでした。
ですが実際に取材させて頂くと、
土日は休みで、平日も大体17時ごろには帰っているとお聞きしてびっくりしました。
中には子供さんのお迎えや、習い事への送り迎えなども実際にされている方もいてすごくホワイトな環境だと感じました。

建設業は男性が働く場所というイメージが強かったですが女性の方もとても活躍されていて、
建設業の仕事も幅広い為自分に合う分野で男女関係なく働ける職業だと思いました。
また働かれている皆さんもすごく笑顔で楽しそうに仕事をされている姿を見てイメージが180度変わりました。
この仕事の魅力をお聞きすると株式会社太伯建設様も株式会社吉田建設産業様も
「地図にのる仕事」だと言われており、完成した時の達成感はすごくやり甲斐のある仕事だと言われていました。

確かに今まで考えたこと無かったけれどよく考えたら地図に載ることのできる仕事というのは
他にはないすてきな仕事だなと感じました。

また私は今回台風14号で命を落とした人はいないと聞いて
災害時、地域の方々の命を守っているのは自衛隊、医療従事者だけでなく
建設業の方々の力もすごく大きいと感じました。
この取材を通じて、建設業という素敵な仕事の魅力をもっと今の世代の人に伝えて行きたいと思いました。

今回宮崎県に取材させて頂き、地域の方々も、現場の方々もとても優しくとても温かい気持ちになりました!
本当にありがとうございました。

台風14号の被害に対する建設業取り組みについてはPart.1の記事をチェック!

Writer:松永桂花(Fukuoka/ https://www.instagram.com/i_am_keika_1105/?hl=ja )

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