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消防車型キッチンカーによる「防災×エンターテイメント」を融合させた防災普及活動について

「防災」と聞くと、災害時に備えて日常的に考え、準備する必要があるものであることは誰もが認識していると思います。
しかし、実際はなんだか難しそうだな、面倒くさいなと感じ、
何から始めれば良いのか分からないという人も多くいるのではないでしょうか。

そこで、今回は防災について学ぶ機会を提供する「消防車型キッチンカー」を取材させていただきました。
この「消防車型キッチンカー」は、災害や防災に詳しい元消防士や現役消防士の方が作成したものだそうです。
さらに、防災とエンターテイメントを融合させた活動を行っており、楽しく防災について学ぶ事ができます。まさに、防災が「難しい」「面倒くさい」と感じる人が学ぶのに最適な機会・活動です!

私は実際に初めて「消防車型キッチンカー」を見たときに、とても興味を持ちました。
防災について学ぼうという気持ちがなかったとしても、見た目は消防車なのに実はキッチンカーであると知ると、大人でも一瞬にして興味が湧くと思います。
また、消防車は小さなお子さんにも大変に人気がある車です。
取材中も、2,3歳くらいの男の子が消防車キッチンカーに近づいてきて、消防士の恰好ができる体験を楽しそうにしていました。
このように、消防車とキッチンカーの組み合わせは子どもから大人まで全世代を魅了することでき、防災に興味をもってもらい、楽しく学ぶのに最適な取り組みであると感じました。

また、今回は消防車型キッチンカーの取り組みをされている元消防士の方からお話を聞くことができました。
消防車型キッチンカーは消防車、そしてキッチンカーを通して防災への取り組みをエンターテイメントに交えて伝えることで、防災について学ぶきっかけづくりをしているそうです。
例えば、キッチンカーであることから料理を提供するまでの待ち時間に防災に関するクイズに取り組んでもらうそうです。まさにこれこそ、防災×キッチンカー×エンタメの融合であると感じました。

さらに、「消防車型キッチンカー」による防災への取り組みを始めた理由をお聞きしました。
お話を聞いた方は、多くの人を救いたいという思いから消防士になったそうですが、実際は災害が起きてから消防士や消防車ができる事は少ないということに気付いたそうです。
消防士としての経験を通して、災害が発生してからではなく、事前の対策つまり防災をした方がより多くの人を救えること、そして防災により限りある消防士や消防車が本当に助けが必要な人のもとへ向かえることに気付いたそうです。

このお話を聞き、「自分の身は自分で守る」ことの大切さを改めて感じました。
一人ひとりの自分や身近な人の命を守ろうという防災意識が、多くの命を救うことにつながります。
そんな「防災」を学ぶために、インパクトのある「消防車型キッチンカー」は、多くの人を引き付け、防災を楽しく学ぶきっかけとなるのではないかと感じます。
「消防車型キッチンカー」は全国に出動するそうです!近くに来てくれた際には、皆さんもぜひ「消防車型キッチンカー」のもとへ出動し、
「防災×エンタメ」で楽しく学ぶ機会となってほしいです。

writer:イシイヒナノ(Nigata/ https://www.instagram.com/hnn_iao._

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