最近多く起きやすい夕立やゲリラ豪雨、局地的な記録的大雨などの報道の時に、
よく「1時間で〇〇mmの雨が降ります」、と天気予報士さんが言っているのを耳にすることがあると思います。
私はこの言葉を特に深く考えたことがありませんでした。
それはおそらくあまりイメージできないからだと思います。
しかし、少し興味を持ってみると色々な疑問が生まれるはずで、
たとえば、「どの範囲で考えた時の雨量なのか?」、「まずどこで測っているのか?」、「なにで測っているのか?」などが思い浮かびました。
それを今回伺った公立鳥取環境大学にて開催された TUES Sustainability Week2025 「未来ノオト」の鳥取地方気象台のブースでは
測る機械は”転倒マス型雨量計”というものの展示が。
大きさ的には人が余裕で持てるぐらいで、初見の私からするとこんな大きさのもので測っているんだ、、!と
かなり驚きました。
転倒マス型雨量計の特徴は、1回の転倒で0.5mmの雨量の計測ができるもので、
1時間で何回転倒があったかですぐ雨量がわかるようになっています。
このような仕組みだと、リアルタイムで知ることができ、雨量の強さもわかりやすいな、と思いました。
加えて、様々な場所に設置されているということにも、実際に機械を見ましたが一回も街中で見かけたことがなかったので、驚きました。
日本全国に約5,000~7,000箇所設置されていて、
気象庁アメダスや、国土交通省のダムや河川があるようなところの雨量観測所に設置されているのは予想できますが、
各都道府県や市町村の小学校や公民館、支所にも設置されていることには再度驚かされました。
まだまだ身近でよく聞くけど知らないことがたくさんあるのだなと感じました。
また、他にもカートの上に機械を置いて実際に揺らしてその揺れが実際にどの程度のものなのか体験することができる体験もありました。
大きな地震と言われる震度6の地震を再現するのには思ったよりも大きく動かさないといけなかったので、
やはり地震の際の引きの力というのはすごいのだなと感じました。
(writer:ツジオ アスナ/Osaka)