100周年を迎えるタイガー魔法瓶の新発明。
電気やガスを使わない
新聞紙一部でおいしいごはんが炊ける「魔法のかまどごはん」。
災害時、ライフラインの寸断は想像以上に深刻な課題です。
停電やガス遮断によって、あたたかいごはんを炊けない状況は精神的にもつらく、被災者の心を支える力を削いでしまいます。
そんな中、タイガー魔法瓶が提案した革新的な炊飯ツールの「魔法のかまどごはん」は災害時やキャンプ時に大活躍。
この製品の最大の特徴は、電気やガスを一切使わず、新聞紙一部(3合で約36ページ分)があれば炊きたてごはんが炊けること。
燃料が新聞紙という身近な資源であるため、備蓄の手軽さや省スペース性にも優れています 。
また、新聞紙だけではなく、牛乳パックでも可能。
炊飯の仕組みもユニーク。
当初は「はじめチョロチョロ」、火が安定してきたら「なかパッパ」と言われる、かまど特有の火加減を再現するために、かまど下部の2つの投入口から交互に新聞紙を投入して火をつけます。
操作はシンプルで、防災時に子どもや高齢者でも扱いやすい設計になっています。
本体は折りたたむと収納時の高さ約18cm、幅25×奥行25×高さ約23.3cm、重量は約3.1kgと限られた
防災備蓄スペースにもすっきり収まり、防災セットの一翼を担う存在に。
さらに、“おいしさ”へのこだわりも見逃せません。
本物のかまどのように、なべ底から強い熱を加え、上部を露出させる構造によって対流を生み、ごはん本来の甘みとハリを引き出します。
実際に今回ご飯を炊いて試食してみたのですが、出来立てのご飯はホッカホッカで美味しく、
こんなおいしさが非常時にあれば、緊張感の高まる心をきっと温かくしてくれる製品だろうなと感じました。
実際に地域では、自治体や自主防災組織向けに低価格で提供されるBtoBモデルもあり、
「地域全体で新聞紙やお米を分け合いながら防災教育を進める」取り組みも始まっているそうです。
普段のキャンプで貸し出しなどプライベートで活用しながら、いざという時に防災として役立つ流れもできているのだとか。
被災者体験イベントでも、炊飯体験ブースとして出展されるなど、実用性と啓発が融合した活動にも活かされています 。
また、この取り組みは「楽しい、おいしい。」をキーワードに
子供が炊いたご飯を親が褒めてあげる環境を作る時を作る体験の提供としても一役買っています。
災害時のたとえ楽しめない状況であったとしてもその経験を活かして、
自分たちが貢献できる楽しさを提供できると開発の担当者はお話しされていました。
ただし、使用にあたっての注意点もあります。
燃焼によって灰やすすが発生するため、風で飛ばされると公衆への影響も出ますし、
使用場所を選ぶ必要がある点にも留意が必要です 。
「魔法のかまどごはん」は、“いつものごはん”を“もしもの時のごはん”へと変える、現代の防災アイテム。
日常ではアウトドアやキャンプに、そして非常時には被災生活を支えるライフラインとして。
温かくおいしいごはんと共に安心を届ける、心強い存在になる商品に出会うことができました。
WEB限定商品として販売されているそうです!
気になる方はぜひチェックを👇
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