災害が発生した際に最も困ることの一つは、
灯りや通信手段が失われることだと改めて実感しました。
停電や電波の途絶は、生活の利便性を奪うだけでなく、人々の安心感を大きく揺るがします。
今回取材させていただいた A CON JAPAN の「ソーラー防災街頭システム」は、そうした問題に対応するための新しい技術だと感じました。

このシステムは、太陽光発電パネル、蓄電池、LED照明、メッシュWi-Fiルーターを一体化させたものです。
特徴的なのは、地面に設置するだけで利用でき、配線工事が不要な点です。
さらに親機が衛星通信に対応しているため、通常の通信インフラが途絶えても情報を得ることができます。雨の日でも設置可能な防水仕様になっており、屋外環境でも安定して稼働できる点は大きな利点だと思いました。
私は特に「平常時と災害時の両方で役立つ」という点に魅力を感じました。
普段は公園や福祉施設などで照明やWi-Fiを提供し、人々の利便性を高めています。
そして災害時には、明かりと通信を備えた拠点となり、近隣住民が安心して集まれる場所になります。
暗闇では人は不安を感じやすいですが、灯りのある場所では自然に人が集まり、支え合うことができます。
単なる設備ではなく、人々の心を落ち着かせる役割も担っていることに気づきました。
また、防犯カメラを搭載できる点も重要だと思いました。
災害時は、防犯面での不安や情報不足による混乱が起こりやすいですが、リアルタイムで状況を把握できることは大きな安心につながります。
さらに、Wi-Fiを通じて必要な情報を共有できることも、避難生活を支える大きな要素だと学びました。
システムの形状も多様で、ベンチ型やポール型など、場所や利用者のニーズに応じた設置が可能です。
ベンチ型であれば座って休憩しながらスマートフォンを充電でき、ポール型であれば街路灯や防犯灯として地域に溶け込みます。
大容量の蓄電池を備えているため、停電が長引いた場合でも機器を充電でき、電気不足を補えるのは非常に心強いと感じました。
実際に、この製品はさまざまな自治体に提案されているとのことで、今後の普及に期待が持てます。
今回の取材を通じて、私は「防災技術は単なる非常用設備にとどまらず、日常生活の中でも価値を発揮することが重要だ」ということを学びました。
防災というと「万が一のため」だけを想像しがちですが、平常時から地域の利便性や安心感を高める取り組みであれば、より多くの人々に受け入れられ、結果的に災害への備えも強化されるのだと思います。
個人的には、このソーラー防災街頭システムは「光と通信を通じて人を支える存在」だと感じました。
暗闇の中に明かりがあるだけで人は安心し、その場に人が集まり、自然と助け合いが生まれます。
その場を中心にコミュニティが形成されることは、単なるエネルギー供給以上の価値を持つと強く思いました。
今後、自分自身も防災について考えるときには、技術の利便性だけでなく「人々の心にどのような安心をもたらすか」という視点を忘れないようにしたいです。
writer:ナガツモエ(Niigata/https://www.instagram.com/moe_nfgg)





