文京区スポーツセンターで行われた防災イベントでは、
地震や火災、水害といったさまざまな災害への備えについて、多くの展示や資料が紹介されていました。
その中で、特に心に残ったのが「7日間を生き延びよう」という言葉です。
災害が起きたとき、支援がすぐには届かない可能性があることは、頭では分かっていました。
ですが展示を見ていく中で、電気や水道、ガスが止まった状態で7日間を過ごすことができるでしょうか。
備えというと、非常食や水を大量に用意するイメージが強いかもしれません。
けれど展示では、普段食べているものを少し多めに買い置きし、
食べたら補充する「ローリングストック」という考え方が紹介されていました。
特別なものを揃えるのではなく、日常の延長線上で備える。
その考え方に、少し肩の力が抜けた気がしました。

また、7日間を生き延びるために必要なのは、食べ物や水だけではありません。
暗闇の中での明かり、情報を得るためのラジオ、スマートフォンを使い続けるためのバッテリー、簡易トイレや防寒具。
ひとつひとつを見ていくうちに、「これがないと不安だろうな」「これがあれば少し安心できそうだな」と、
自然と自分の生活に重ねて考えることができました。

これらの商品は無印良品などで揃えることができるそうです。
面白いと思ったのが、どの商品が一番売れているんですか?とお伺いすると、
東北の方が地震が多いため、備蓄中身が多いものが売れ、地震の少ない地域はミニマムなものが売れるという点でした。
「生き延びる」という言葉は強く、少し怖さも感じます。
でもその言葉の裏には、「自分や大切な人の命を守るために、できることをしておこう」というメッセージが込められているのだと思います。
完璧な備えはできなくても、想像すること、考えることから防災は始まるのではないでしょうか。
今回の展示を通して、災害時の備えは特別な知識ではなく、自分の生活を見つめ直すことだと感じました。
「7日間」をどう過ごすかを想像することが、防災を自分ごとに変える大切な一歩になるのだと思います。
Writer:ツルミカオリ(Tokyo/https://www.instagram.com/churumingram)





