一見すると、ただのぬいぐるみや、おもちゃ、日用品。
けれど、それらには深く刻まれた「記憶」が。
土にまみれ、割れ、曲がり、変形したそれらの小物は、
災害の恐ろしさと、そこに確かにあった“日常”を物語っています。
災害は、数字やニュースの映像だけでは伝わりきらない現実を持っています。
被災地の片隅に転がる、こどものリュック、
焦げた食器、泥をかぶった写真立て——
それらを目にしたとき、人は初めて
「これは、誰かの暮らしだったのだ」と気づきます。
被害を受けた小物を見ることは、
悲しみを思い出させるだけではありません。
それは、「備えることの大切さ」や「自分にできることは何か」を考える、強いきっかけにもなります。
過去の出来事を風化させず、命を守る行動へとつなげるために。現実を“見る”ことは、決して無駄ではないからこそ
しっかりと災害に対して考えるきっかけを作りたい💭
今週はとある小学校の生徒の皆様に防災の講演をする準備をしたときに感じたこと。
災害はいつ起こるか分からないからこそ
知るという姿勢が本当に大切です。
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📍埼玉県防災学習センター「能美防災そなーえ」より