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【国土強靭化ワークショップ「助け合いのつながりで防災力UP!」に参加して-後編-】

先日お邪魔させて頂きました、
国土強靭化ワークショップで前記事では前川氏による
震災関連死の実態と障害者の方の行動等の実際に起きた出来事、事例を紹介しました。

今記事では前川氏のお話を元に行ったグループワークに関して。
そこで浮かび上がってきたのは助けが必要な人の所へ誰が行けるのか、
そして助けたあとはどうするのかという問題です。
何かあった時大きな助けになるのは若者です。
しかし、最近若い人ほど地域とのつながりをそこまで持っておらず、
もし災害が起きた時ひとりで逃げていってしまうと助けがどうしても足りないのです。
若者に災害について意識してもらうためにはどうしたら良いのか。
そこで出た案がSNSです。
物事の重要さをより感じるのは被災された方の声や実際の映像が1番わかりやすいと思います。
最近TikTok等で震災当時の映像や写真が多く投稿されています。
それらの投稿はコメント欄が溢れ、
なにか支援できることはないか…と多くの若者が興味をもっています。
つまり多くの若者は文などで長々と難しい言葉で情報を取らず、
動画や写真などで短時間で情報を得ているのです。
ここで最初の問題である誰が助けにいけるのかというところに戻りますが
例えば地域の問題を表にしたり、
住まい状況を地図で表すことですぐに分かるようになるのではと考えました。
こうすることによって自然と地域の輪が広がり助け合いにつながります。
そしてもう1つの問題は助けたあとはどうするのか です。
つまり避難所での生活のことです。
避難所は慣れない場所での生活を強いられ、バリアフリーが整っていないなど、
とても不自由な生活になります。

さらに必ずしも全て必要な物が備蓄されているわけでもなく、
期限が近づけば捨てるしかなく、
自治会もそんなに費用を背負うことは出来ません。
しかし少し知恵を絞れば解決の道筋が見えるかもしれません。
例えば期限が近くなった備蓄品をバザーに出すという案です。
こうすれば備蓄品の把握も出来ますし、備蓄しているものを無駄にすることもなくなります。
避難所での生活では低いベッドを作ったり、
みんなで声掛けをしあうことで精神的にも支えになり少し状況は改善されます。
ほんの僅かな行動ですがその積み重ねが大事なんだと身にしみてわかりました。
私たち若者が地域の方の命を救うことになるということをより多くの人に知ってもらい、
減災に繋がっていけばいいなと思いました。

 

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