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命の道を作る仕事。地図に載る仕事。建設業の災害時の活躍や現状を知る。Part.2

2つ目は株式会社吉田建設産業様に向かいました。
この前ちょうど作業終えた現場を見学させて頂きました。
近くで見るとすっごく大きなブロックが並んだ壁。
のり面保護工という方法で土砂崩れが起きたところが綺麗に整備されていました。初めて聞いたのり面保護工。
言葉だけでは全く何か分からない私たちに一つずつ丁寧に作業や方法をお話して下さいました!
コンクリートやモルタルで斜面を覆う方法です。

ブロック分けされたところには、
土を入れ植物を植えることでその根っこが伸びることでより強く崩れにくいものにしています。

綺麗になったところを見ていたので、後日資料として頂いた写真をみてびっくりしました。
山の傾斜が大きく崩れ木や電柱が道路を完全に塞ぐ形で倒れ、
その勢いでガードレールが壊れてしまっている状態でした。

車も人も通れない状態を車1つでも通れるように動くのが仕事であり、
塞がれた道の先にある集落や村に住んでいる方たちの『命の道』を守っていると話をしてくださいました。
人が住んでいるからこそ、建設業の仕事があり、
誰がどこにいるか知るためにも地域の方との触れ合いをとても大切にしていること、
同じ地域の建設業をしている会社との横の繋がりを大切にすることで
建設業全体が町や地域の方たちを守っていることを教えて頂きました。

老朽化が起きている道路や橋の手入れや災害時のパトロールや復旧工事。
若手不足で人は減るが、道は変わらないと減ることは無いため、手が回らなくなってしまうそうです。
地域の建設会社の横の繋がりが強い分、助け合いが出来る話を聞いた時とても素敵だと感じたのと同時に
それだけ人が足りていないのが現状なのだなとも感じました。

パトロールや地域を守るために、たくさん動いてくださる建設業の皆さんに
どうしてここまで続けられるのかをお聞きすると、
みなさん「生まれ育った町が、大好きだから、守りたい、使命感でやっている」とおっしゃっていました。
またその話をしているみなさんの顔がとっても愛に溢れていて、本当に素敵でした!

もう1つおっしゃっていたやりがいとは『地図に残る仕事』だということ。

自分たちが作った道路や橋が地図に載ったり、Google earthで写真が見ることができる
この仕事に誇りを持っていると話して下さいました!

今回で、知らないことがたくさんあった建設業に触れることで、たくさんの学びや良さを知ることが出来ました。
本当にみなさん優しくて、少しでも今回知ったこと、感じたことが1人でも多くの人に発信していきたいなと思いました。

アテンドをしてくださった宮崎県建設業協会災害対策委員長で株式会社北部産業開発の坂本様、
取材に対応頂きました株式会社太伯建設の甲斐様、株式会社吉田建設産業の吉田様、
本当にありがとうございました!

 

Writer:星奈沙依(Tokyo/ https://www.instagram.com/s0a0ni/?hl=ja

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