近年、大雨や台風、地震などの自然災害が全国各地で発生しています。
家族の防災対策を進めている方は多い一方で、「ペットの備え」まで十分にできている家庭はまだ少ないのが現状です。
犬や猫などのペットは、私たちにとってかけがえのない家族です。
災害時にも一緒に避難し、安全に過ごせるよう、日頃から備えておくことが大切です。
環境省では、災害時には飼い主がペットと一緒に避難所まで避難する「同行避難」を基本としています。
ただし、避難所では人とペットが同じ空間で生活できるとは限らず、
別のスペースで飼育するケースもあります。
そのため、避難所で落ち着いて過ごせるよう、
普段からケージやキャリーバッグに慣れさせておくことや、
基本的なしつけを行っておくことも重要な防災対策の一つです。
災害発生直後は、ペット用品の支援がすぐに届くとは限りません。
以下のものは最低でも5~7日分、
可能であれば2週間分を備えておきましょう。
・フード・おやつ・飲み水
・常備薬や療法食
・食器
・リード・ハーネス・首輪
・ケージ・キャリーバッグ
・トイレシート・猫砂・排泄用品
・タオルやブランケット
・ペットの写真(迷子対策)
・ワクチン接種証明書や健康記録
フードは定期的に消費し、
新しいものを補充する「ローリングストック」を取り入れることで、
常に新しい備蓄を維持できます。
夏の災害では、停電によってエアコンが使えなくなる可能性があります。
人だけでなく、ペットも熱中症のリスクが非常に高くなります。
特に犬や猫は汗をかいて体温を下げることが苦手なため、
短時間でも高温環境に置かれると命に関わることがあります。
夏の備えとして、
・保冷剤やクールマットを準備する
・凍らせたペットボトルを活用する
・十分な飲み水を確保する
・携帯用給水ボトルを用意する
・車内へ置き去りにしない
といった対策を事前に準備しておくことが大切です。
避難時もアスファルトは非常に高温になっているため、肉球のやけどにも注意しましょう。
可能であれば朝夕の涼しい時間帯に移動し、抱っこやペットカートを活用することも有効です。
災害時には驚いて逃げ出してしまうペットも少なくありません。
迷子札やマイクロチップを装着し、首輪には連絡先を記載しておきましょう。
また、スマートフォンにペットの全身写真を保存しておくと、
万が一離ればなれになった際の捜索に役立ちます。
災害はいつ起こるか分かりません。
「誰がペットを連れて避難するのか」
「避難所までのルート」
「避難できない場合の預け先」などを家族で話し合っておくことが大切です。
人の防災だけではなく、
ペットの命を守る準備も家庭の防災の一部です。
今年の夏は猛暑が続いています。
災害と暑さが重なることで、人にもペットにも大きな負担がかかります。
大切な家族を守るために、
今日からペット防災の備えを見直してみませんか。






