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3人のエンジェル!?が助けてくれた!

今回も2004年(平成16年)に台風23号の被害に遭われた

株式会社ウノフクの卯野隆也代表取締役社長にお話しを伺いました。

 

“3人のエンジェル”

先日の記事で出てきていましたが、今回はそのお話しをしていきたいと思います!!

 

ときどき会社の玄関に出て水がどうなっているのか確認していた時。

夜20時半ごろ道路の真ん中の方から

作業着を着た若い男3人が頭の上にバッグを持ってこっちに向かって歩いてくる。

 

その人たちが顔を見てきたので、

「どうするんだい?こっち行き止まりですよ」と言うと

大阪の業者で浜坂まで工事でいくとのことだったが、

雨が酷くて引き返そうとしたとのこと、、、

 

車が止まってしまい中で待っていたところ

どんどんと水かさが増えてきて逃げてきたんです。

どこも行くところがなく途方に暮れていたと。

 

「それなら2階に上がって着替えしてくださいな」と声をかけ、

その当時、他にも近くの住民の方で困っていた数名の方も来ていたという。

着替えが終わって「おかまいはできませんけど」と声をかけた。

 

そんな時、22時ごろ堤防がいよいよ決壊しますとアナウンスが、、、

 

どうしようか困っていた時、3人の若い男の方に「悪いけど、手伝って」と声をかけ、

「ホストコンピューターとプリンターのこれの最低2台は2階に運びたい」

それを伝えると、

「1人では運べないような機械だから台車を使ってあげてほしい」と告げ

卯野隆也代表取締役社長は違う作業をしていたそう、、、

 

するとその3人の若い男が手際のいいこと。

切ったらいいと思っていたコードも綺麗に外して持ってあがってくれる。

「うまいな〜」と言ったら

いや実は僕ら電気工事の業者のもので、、、

あまりに手際がよかったので、カバンも頼んで持って上がってもらったそう。

ホストコンピューターやプリンターは2,000万程度のもの。

さらに商品まで上げてもらったからこそ本当に助かったとのこと。

 

翌日の朝。

水が少なくなり、豊岡市からゴムボートが来て

豊岡駅に帰りたいと、3人から申し出があったので見送ったという。

 

そして、水が引いてきたため大片付けの続きをしていたら

大阪から3人の男の上司が来てくださり、助かったと。

本人たちとも連絡が取れず、どこにいるかわからない状態だったからと、、、

あとで帰ってきてここでお世話になったそうで

とご挨拶にきてくださったそう。

「助かったのはこっちのほうです」と感謝を告げた。

 

名刺を預かってまた後日ご挨拶に伺おうと机の上に名刺を置いて片付けをしていた。

夕方になって机の上を見たら置いたはずの場所に名刺がなく、誰に聞いてもわからない。

 

だから、未だに大阪の業者だと言うのはわかっているものの

どこのどの人かはわからない、、、

のだそう。

 

そこから、

会社では『3人のエンジェル』と呼ばれているそう

 

その3人のおかげで商品やデータ、書類も無事であったため、

自動倉庫が直り次第立ち上げることができたそう!

だからこそ、被害は酷かったもののさらに被害が拡大することはなかったと。

 

こんな偶然な話を伺い、驚きを隠せませんでした。

また、いつかその大阪の業者さんに出逢えることを願って…。

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